オイル交換って何キロ走ったら?乗らなくても交換した方がいい?なぜオイル交換をするのか
オイルの役割は潤滑、密封、冷却、洗浄、防錆と一般的には言われています。
でも、おそらくこれを見ているあなたは、
『こむずかしい話はいいから簡潔に!』
という声が聞こえてきます。
笑
ということで、ざっくりお話しします。
そしてざっくり話すとどうしても言葉のニュアンスやとらえ方で誤解を生むことも
あり、こういったじゃないか!
みたいなツッコミをうけるかもしれません。
なので、イメージとして使う言葉もありますので正確さよりオイル交換をする
要点をイメージでお伝えできたらいいなと思います。
まずはじめに、エンジンは精密な寸法で作られた機械です。
あの鉄の塊のなかで鉄の部品が動いています。
そこで、潤滑油。密閉された中で隙間もない環境の中で鉄と鉄が動くために
必要なことはなんとなくわかりますよね。
鉄と鉄が擦れて傷がついたり摩耗したり、熱を持ったり。
そういったことが起きないようにエンジンオイル(潤滑油)は必要なんです。
なんとなくイメージできましたか?
『 そんなことはわかってるわい! 』
そんなツッコミはしないでくださいね。
やさしく見守ってください。
やさしくね。
潤滑油のように…笑
このイメージでエンジンオイルは必要なんだ!みたいに感じて頂ければ幸いです。
で、じゃあ 『 エンジンオイルなんて入ってればいいんでしょ! 』
そんな声が聞こえてくるような気がします…
エンジンオイルは入っていればいい? 交換はなぜするの??
一般的な説明は、交換しないで乗り続けると、故障するよ!!
(このあと難しい言葉がいっぱい…)
そんなよくある説明は省きます。
詳しいことはさておき、なぜ交換?いつ交換?ですよね。
なぜ交換かというと、オイルの劣化、酸化がおきると性能が維持できなくなるからです。
メーカーはいろんな説明をしています。
それはそれでメーカーが言っているのでよく聞いてください。
ここで私がイメージでお伝えしたいのが
人が食べるもので賞味期限ってありますよね。
でもこれってその期間が過ぎたら食べてはいけないとは言っていないですよね
でも、本来の品質を維持できなくなる?というニュアンスでみなさん捕らえているかと思います。
はい、エンジンオイルも過酷な鉄と鉄との塊の中で使われ続けています。
メーカーも酸化、劣化したものを使用していいとは書かないと思います。
未使用のオイルの賞味期限的なものは回答していると思います。
でも、使用したオイルの品質は絶対こう!! とは書きません。
いや、書けないです。
使用目的、距離、車の未稼働 etc…
なので、オイルはいつかは劣化する、酸化するので交換はしなくては
ならない、というかオイルの役目を果たせなくなる時期が必ずきます。
なぜ劣化するの??
ここの説明は省きます。というかこれをイメージで伝える力が私には
ありません。
強いていうなら、新鮮な魚を生で刺身にして食べます。
食べきれないので保存することに。
保存の仕方が冷蔵庫だったり、常温だったり、
夏の常温は腐るのがはやくて保存になりませんよね!?
冷蔵庫に入れて保存していれば少しは持ちますよね。
エンジンオイルも使用環境で劣化はかわります。
ゴメンなさい
例えが強引ですが、
交換しなければいけないことは理解していただけたかと!?
思います。
そこで交換サイクルです。
じゃあ、交換時期は??
極端な話します。
新車買って3年で必ず車買い換えるから。
オイル交換しない!!
そんなこと聞いたことあります。
ましてや、車業界で働いていると
なんでこんな状態になってるのこのエンジンオイル??
はい、ユーザー様、車購入後オイル交換したことない
今回初めてです…
『 オーマイ ガット !! 』 と心の叫び…
このユーザー様は◯年無交換。
など、いろんな話がいままでありました。
で、だからといって推奨できるかと言われれば
『 推奨できません!! 』
結論から言います。
『 3000キロから5000キロ もしくは 半年に一度 』
この辺を交換目安としてください。
とあるカーメーカーは◯万キロ無交換で大丈夫とあったり
しますが、私は疑問符です。
それには私の車の使い方にも問題がありますが、物理的な問題。
これを話すと難しく長くなるのでしませんが、個人的な意見とお考えください。
なので、その手のカーメーカーのお車にお乗りの方は補償問題等
あると思いますので私のいうことよりもメーカーの言うことを聞いてください。
m(_ _)m
で、話を元に戻すと
まず半年という目安。
最近の車は確かにエンジンの精度、密閉性等は格段にあがっていますが
やっぱり酸化が気になります。
これもくわしく話し出すと大変なことになるので
安全マージンを考えてのお話です。半年で替えなければいけないという話ではなく、全く乗らなかったとしても(逆に乗ってなければ尚更替えてください。)
半年くらいをメドにお考えください。
私はバイクで乗らない期間が多い車両があり、経験上の結果が半年目安と
しております。壊れたとかそんな話ではなく、あきらかにエンジンの回りが悪くなる、(重くなる)乗ってもいないのに、いや乗っていないからこそ不調が出始めます。理屈ではなく結果論です。
で、こう言った不調の兆しを感じずに乗り続けると…
例えば虫歯。なんか違和感だったり、しみるとか…
そこから何も対応しないと、虫歯になったり。
虫歯になる前に改善できたものを放置したから結果虫歯。
エンジンオイルも一緒です。
なんか、不調がでる。
一般の人は感じ取れない段階かもしれませんが、半年エンジンをかけていないと
やはり潤滑油としての性能の大なり小なり劣化を感じます。
使えないかと言えば使えるかも!?しれません。
でもそんなギリギリな判断できませんよね。
話がそれますが、車の部品の故障。必ず予兆があります。
必ずと言うと語弊があるかもしれませんが、何かしらあります。
例えば突然バッテリーがあがった!!
これは原因があったりするので突然に思えても突然ではありません。
でも、判断できませんよね。
なので突然動かないとなる前に交換するか、それとも動かなくなって
対応するか…です。
バッテリーならともかく、もしエンジン内部に損傷をきたしたら…
と考えると早めに交換した方が安全ですよね。
なのでその目安を半年としてみてはどうでしょうか。
そして距離のお話し。
半年が来る前に3000キロから5000キロ走ったら交換を推奨
というか私の環境下での結論です。
昨今低燃費系のオイルが使用されている車が多く、短距離走行が多い車
は、特に3000キロ目安にしています。
週に3から4日 買い物に往復4キロ程度しか乗らない。(例えばの話です)
ちょこっと走って次の場所にちょこっと走ってと
走ってエンジン止めて、また走ってエンジン止めて
こんな使い方をしている車は一般的な言い方をすると
『シビアコンディション』のお車です。
この使い方が非常に車にとって過酷です。
人で言うならば、猛ダッシュを100メートル、1分休憩、また猛ダッシュ100メートル、1分休憩を『寝起きすぐ!』に行っていると想像してください。
準備体操もなしにこんなことをしたらどうなるでしょう?
こんなイメージで車の使用をしているなぁ…
そう感じたら3000キロくらいを目安に考えてください。
で、すぐに交換にお店に行けない、予約取れない、自分で替える人は準備しないと
などすると、なんだかんだ距離は伸びていくものです。
なので、3000キロ目安におそくとも5000キロまでには交換できそうだと
思いませんか!?
5000キロ走ったから必ず壊れるとか、そんな話ではありません。
愛車の管理の基準です。
結局は?どうすればいいの??
はい、ではどうするのかというと、最後は自己責任です。
この言葉で片付けるつもりはありませんが、愛車の管理は
最後は自分で判断して決めてください。
というのも…
その昔、若かりし頃は無知でいろいろやらかしました。
一晩走ったらエンジンオイルが半分くらいない…
注ぎ足して乗っていたことも。そしてエンジンブロー
原因はいくつもありました。
今の時代はフツーに乗って管理していればそんな簡単には
エンジンブローとまではならないと思います。
でも例えば、軽のエンジン660CCとミニバンの3500CCであれば
どうしてもエンジンの負担は660CCの方がかかります。
(使い方によります。)
どこかの営業車のように夏場にエアコンガンガンかけてアイドリングで待機。
人によって、使用環境によってエンジンの負担、使っているエンジンオイルの
品質によってもかわります。
高いオイルを入れておけばいいと言うわけでもありません。
エンジンオイルって勉強しだすととても難しいんです。
モータースポーツに明け暮れていた時代、とあるエンジンオイルの販売代理店
となり勉強の場も頂いたり、いろいろなことを経験し、でも、何が一番難しいか
というと、オールマイティーに無難につかうこと。
例えばこのサーキットしか走らない。
〇〇という車で最速タイムを出すセッティングをするのは方向性は意外と
難しくありません。
でも、公道で走るための速く走れるセッティングはというと
未舗装路もあれば、砂利が浮いていたり、マンホールが点在してたり
常に走っている場所が違います。
セッティングの基準が広くなります。
これと同じようなイメージで
いろんな人がいろんな乗り方をいろんな車でしているので
一概にオイル交換は3000キロで!
とか1万キロは大丈夫!とか
2年間はオイル交換しなくても大丈夫!
とか、正解はその人その車となります。
なので、まずは自分が愛車をどういった使い方をしていて
走行距離の把握だったり、1回の移動の距離は短いのか長いのか
エアコン、暖房の頻度それにともなったアイドリングしながらの停車など
特殊な使い方。
1ヶ月で3000キロ以上乗ります!とか
そういった自分の愛車の使用環境を把握した上で本来は交換時期や
使用するオイルの品質や価格との相談をするべきだと思います。
そんななかで
3000キロから5000キロ、もしくは半年経過したら交換
という基準をお話ししたのは、
月の走行距離は500キロ前後
1回の移動距離は10キロ圏内が最も多い
月に2回前後は日帰りで車を使用
こんな感じが比較的多い一般的な使用環境と私なりに経験則で考えて
その結果の基準としてお話ししました。
目安がないのであればこれを目安にして自分のライフスタイルに合わせて
決めてみてはいかがでしょうか。
もちろん、カーメーカーが推奨する環境もあると思いますので
それはそれでちゃんとそちらのディーラー様にご相談してみてください。
わたしのお話ししている基準は全員の正解ではありません。
必ずこうしてくださいというお話でもありません。
愛車のことをサービスマニュアルでしらべてみて
私の車はエンジンオイル交換時期はこんなふうに書かれている!
でも、いっぱい乗るから早めに変えよう
など、そんなあなたの愛車のライフスタイルのヒントになれば
嬉しい限りです。
まとめ
いちばん私がお話ししたいのは
『 愛車のことを少しでも知ってあげてください 』
車は大事な命を乗せています。
自分の命
家族の命
友達の命
お客さんの命
ペットの命、etc
車は便利で手に入れると生活が変わります。
でも、忘れないでください。
使い方やメンテナンスの不備で『 凶器、狂気 』にも
なりうることを…
エンジンオイルに限らずですが、簡単に上部だけの回答を記憶するのではなく
こうだからこういうメンテナンスをする必要がある。だから私の場合は
こうした方がいいかな。など少しずつちょっとでもいいので
車のことわかってあげてください。
車を所有するということ、運転するということは
あなたの体の一部といっても過言ではないと私は思っています。
どうか愛車生活を楽しんでください。
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